化粧品の成分の一つ
化粧品の成分表を見ていると馴染みのないワードがたくさん出てきます。
何に効くのか、よく分からない成分ですよね。
今回はその中から
【ヒポファエ・ラムノイデス果実エキス】
※英語のスペルを見ると、この区切り方です。サジーオイルとも呼ばれたり。
どんな効用があるのか、説明していきます。
ヒポファエラムノイデス果実エキスの効用
含まれている成分を見てくと
・ビタミン類(A、C、Eなど)
・不飽和脂肪酸(αリノレン酸)
・フラボノイド(ポリフェノールの一種)
・アミノ酸(アスパラギン酸)
・油脂
などがあります。
ただここから肌から吸収されたり反応したりする成分を抜き出すと
・ビタミンA
・油脂
くらいかなと思います。
そこから考えられる効果は
・皮膚再生効果(ビタミンA)
・保湿効果(油脂)
かなと思います。
そこだけ見ると、ヒポファエラムノイデス果実エキスをわざわざ使う必要はないようにも思えてしまいますね。
レチノールやココナッツオイル、ワセリンなどでも十分代用可能な気はします。
ヒポファエ・ラムノイデスの植物的な性質から考える
ただ、単品の成分だけを見ていると成分同士の組み合わせによるシナジーが分からないですし、そのシナジー自体もよく分からないことが多いです。
なので、ヒポファエ・ラムノイデスという植物自体の性質を考えて、そこから発想してもいいのかなと思います。
特徴を述べていくと
・砂漠地帯でも育つくらい乾燥に強い
・果実は酸味が強い
・トゲを持っている
という防御力が強い仕様になっています。
私が気になったのは
・乾燥に強い性質
です。
乾燥に強いということは、それに対応した成分を持っているのではないか?という推測がたてられます。
その乾燥に強い成分が肌に影響を及ぼしたら、と考えるならヒポファエラムノイデス果実エキスが肌に効くという期待ができます。
乾燥に強い植物から肌の保湿に効く成分を抜き出す、医食同源みたいな考え方です。
天然成分というのが良いのかも
ヒポファエラムノイデス果実エキスの成分は、人工的に作り出した成分で代用可能だと思います。
ですが、天然成分のエキスだと、良い意味での不純物が入っているので、その分肌に対する刺激がマイルドになっていいのかもしれません。
濃度の高い物質を肌に塗布すると、肌荒れすることもありますので。
白米より玄米の方が健康に良い、そんな感覚でいるといいかと思います。