難消化性デキストリンは安い
食物繊維を摂らないと、と考えるなら野菜をしっかり摂らないといけないですよね。
でも野菜を食べるのがめんどくさい、野菜は高い、などの理由で野菜を敬遠しがちな人も多いはず。
そんな時は
【難消化性デキストリン】
を使うといいかもしれません。
難消化性デキストリンは粉末状の食物繊維
難消化性デキストリンというワードを聞いたことがない人は多いと思いますが、トクホ(特定保健用食品)にだいたい入っている成分です。
水溶性の食物繊維、の粉末状の成分で水溶性だけに水に溶けるのでトクホの飲み物に加えられているんですね。
加えて、わずかに甘みもある成分で粘性もほとんどなく(多少はありますが)臭いもほぼなし。
小さじ一杯(5g)でレタス一個分の食物繊維になります。
値段は、500gで1000円くらいなので、そんなに高いものでもありません。
野菜をたくさん食べるとなると、噛む回数も増えて食事に時間がかかるので、食事に時間を掛けたくない、かつ食物繊維はしっかり摂りたい人には、難消化性デキストリンはいいと思います。
難消化性デキストリンの効用
難消化性デキストリンは水溶性の食物繊維ですが、体内の振る舞いとしては
・腸管に食物繊維の膜のようなものができることにより糖質の吸収を緩やかにする
・コレステロールなどを吸着して体外に排出しやすくなる
・腸内細菌のエサになる
などをやっています。
糖尿病対策にも使えそうですし、ダイエットにも使えそうな成分ですよね。
結局、不溶性も必要ですが…
水溶性も大事ですが、不溶性食物繊維も重要です。
水溶性のを摂っているから食物繊維は足りている、という認識はよろしくないですね。
不溶性の食物繊維は野菜の繊維質な部分にあたりますが、水に溶けないのでほとんどそのまま便になり排出されるので、
・便のかさましになり便を柔らかくして便通を良くする
・腸内を通過しながら食物繊維が便を回収することで宿便が少なくなる
といった効果が期待できます。
便もある程度のかさがないと腸の蠕動運動の動きの波に乗れないので、やはり便通を良くするのに必要ですね。
腸内の掃除係のようなものです。
難消化性デキストリンは有用ですが、それで食物繊維の全てを賄えるわけではないことは理解しつつ、普通に野菜も摂らないといけないということです。
野菜嫌いな人はしっかり使ってみるといいかと思います。