有酸素運動にまつわる迷信
ダイエット言えば【有酸素運動】を考える人は結構多いみたいです。
ただ実際のところ、有酸素運動をやって、有酸素運動だからこそ痩せた、という人は少ないみたいで。
結局、有酸素運動はダイエットに向いているのか考察です。
有酸素は脂肪を燃やす?
有酸素運動がダイエットに良いというのは
・脂肪を燃やすから
だと言われています。
ただこれは有酸素運動をやりだしたらすぐに脂肪が燃やされる、というワケではなく30分ほどやり続けると脂肪が燃えだす、という感じです。
これをもう少しよく考えると、最初脂肪が燃やされずエネルギーになっていないとなると、その間は何が使われているのかな、という疑問が出てきます。
その答えは
・血糖(グリコーゲン)
です。
最初は血糖が使われて、有酸素運動が長時間化すると脂肪が燃えだす。
ということは、要は血糖やグリコーゲンがしっかり消費されていれば、身体を動かす時に脂肪が使われるのでは、となりますよね。
ということは、特別有酸素運動じゃないと脂肪が燃えない、というワケではないということになってきます。
無酸素運動でも大丈夫、そんなイメージが強くなります。
実際に、ボディビルの人などはウェイトトレーニングという無酸素運動中心にトレーニングしていますが、体脂肪率は少ないです。
そういった例から考えても、有酸素運動じゃないとダメということではないことが分かります。
データ的には、有酸素と無酸素、どちらが痩せるか(脂肪を減らせるか)というと
・有酸素
になります。
そこにカロリー制限をつけるとなおダイエットに効きます。
なのでダイエットには有酸素運動を使っていけばいいのですが、有酸素じゃないとダメというワケではないことは分かっておいたほうがいいと思います。
あと、有酸素運動にはマイナス面もあるので注意です。
・有酸素運動はお腹が空く
・有酸素運動が長くなればなるほど老化が進む(炎症反応の長期化)
です。
ダイエット的には、お腹が空くというのは大きなマイナスですよね。
運動しても食べ過ぎれば、それは太りますから。
運動後にお腹がいつも以上に空いて食べ過ぎてしまった経験を持っている人も多いと思いますし。
そういった面では無酸素運動のほうがいいのかな、と思います。
無酸素運動で鍛えらえるのは速筋という種類の筋肉になりますが、速筋は
・筋肥大しやすい
・消費カロリーが多い
というメリットがあります。
だったら無酸素運動のほうがダイエットにいいじゃん、と考えてしまいますがデータ的には無酸素運動のほうがいいということで。
ダイエットには有酸素運動がいいのですが、色んな面を比較していくと別にどちらでもいいのかな、というのが私の結論です。
どちらかというと、何をやるかよりも継続してやれるかどうかのほうが重要なので。
というか継続してやれるか以上に大事なことはない、と考えてダイエットに取り組んだほうがいいでしょうね。