自分の身体を第三者の視点で自分で見直すのが肝
猫背や反り腰を気にしている人は多いと思いますが、そのほとんどが
・実際に自分の目で自分の姿勢を確認していない
と思います。
つまり、他人から
『猫背ですね』
『反り腰ですね』
と言われたのをそのまま真に受けている状態です。
その状態のままで姿勢が改善することは、ほぼないと考えたほうがいいと思います。
姿勢問題は最初からつまづく
姿勢の問題でなくてもそうなのですが、問題を解決していくためには
・現状と理想のギャップ
を理解する必要があります。
姿勢の場合は例えば
・現状=猫背
・理想=正常な姿勢
となります。
現状と理想のどちらも理解しておく必要があるのですが、姿勢問題を例に挙げるなら
・現状の理解
がほぼできていない人がほとんどです。
冒頭でも書きましたが、猫背などの姿勢を気にする人のほとんどは
・整体院で姿勢が悪いと言われた
・同僚に猫背だと言われた
などの言葉をそのまま受け取り、特に自分の目で確認することなく姿勢が悪いと認識します。
そういった状況を作る要因として、現代人は肩こりや首こりが多く、姿勢が悪いと肩こりや首こりが起こる、というイメージが一般的になってしまっていることもあります。
姿勢が悪いと他人から言われる人は、肩こりや首こりも持っていることが多いので、思考が結びつきやすいんですね。
ですが、仮に【姿勢が悪い=肩こり首こり】であったとしても、ちゃんと自分の目で確認しないでおくのは悪手です。
現状がはっきりしてないのに、理想へと近づく道筋が見えるワケはないので…。
実は誰もが自分の姿勢に興味がない?
まあ、そうなってしまう要因をさらに挙げるとしたら
・実は自分の姿勢が良かろうが悪かろうが興味がない(ほとんどない)
というのもあると思います。
なにせ、仮に姿勢が悪くても日常生活に支障はないので…。
そもそも人間は姿勢を始めとした健康問題に対して積極的ではないんですね。
それは誰しもが身に覚えがあることだと思います。
健康問題は基本的にかなり遠くの未来を見据えたものがほとんどで、放置したところで今すぐどうこうなるものでもありませんし。
夏休みの宿題を最後の日に焦って終わらせたことのある人は分かると思うのですが、目の前にその問題を突き付けられないと、人間発奮しないものですよね。
姿勢も同じで、
・膝がО脚になってきた
・腰が曲がってきた
・背が縮んできた
・肩や首、腰がめちゃくちゃ痛い且ついくら休んでも痛みがとれない
といった風に追い込まれてやっと関心を持って向き合うようになります。
姿勢を直すためのセルフケアの本や動画はたくさんあれども、なかなか姿勢がキレイな人が増えないのは、そういうところなんでしょうね。
とりあえず自分の目で確認しましょう
という感じで、よっぽど追い込まれない限り、そこまで関心を持てない姿勢問題ですが、もし真剣に自分の姿勢と向き合いたい気持ちがあるのであれば、まずは自分の姿勢を自分の目でちゃんと確認しましょう。
めんどくさがらずに。
その確認方法も自分で考えるのがオススメです。
それすらもめんどくさい、とか方法が思いつかない、という人は正直姿勢を直すのは難しいのかな、と思います。
そういう人は高いお金を出して、パーソナルトレーニングやロルフィングなどのボディワークをやってみてはいかかでしょうか。