神経の麻痺が薄毛を引き起こすかも?
顔のシワ取りなどのアンチエイジングでよく使われる
・ボトックス注射
ですが、このボトックス注射の影響で薄毛になることが(抜け毛になることが)あるかもしれませんよ。
ボトックスで麻痺するのは頭皮も
なぜボトックス注射で薄毛になる可能性があるのか。
特別ボトックス注射の副作用として説明されるわけでもないのですが、ポイントは
・神経麻痺
です。
ボトックスは元々神経系を麻痺させることで、筋肉を緩めて
・シワを取る
という感じなのですが、この神経系の麻痺には感覚神経も含まれます。
なので、ボトックス注射を打った部位やそこに連続する部位には感覚麻痺も起こり得ます。
そこでもし、額のシワを取りたくて、額にボトックスを打ったとします。
額の感覚が麻痺しても頭皮には関係ないように思えるかもしれません。
ですが、実は額には頭頂部に向かって伸びていく神経もあるんですね。
つまり、額にボトックス注射を打つことで頭皮の感覚も麻痺しうるということです。
頭皮が麻痺しても毛が抜けるわけでもないけれど
では、頭皮の感覚が麻痺したからといって薄毛になるのかというと、直接的にはそんなことは起きません。
ですが、頭皮の感覚が麻痺すると髪の毛にかかる引っ張り具合が分かりにくくなるんですね。
するとどうなるか。
通常、髪の毛はある程度引っ張ると痛みを感じて『これ以上引っ張らないで』と危険信号を出して、無理やり髪の毛を抜いてしまうのを予防してくれます。
ところが、その感覚が麻痺してしまうと『これ以上引っ張らないで』を教えてくれなくなるので、髪の毛を過剰に引っ張っていても気づかないことになるんですね。
過剰に引っ張れば、それは髪の毛は抜けやすくなりますよね。
あくまでこれは1個の仮説でしかないのですが、理屈的には十分あり得ると思いました。
髪の毛を洗う際にリンスをしないことによって、髪を触った時に髪の毛を過剰に引っ張りやすくなって、抜けやすくなる、なんてことも起こり得ますし。
とはいえ、ボトックスによって頭皮の感覚が麻痺して、髪の毛を過剰に引っ張っても感じにくくなる、という自覚さえあれば防げる現象なので、そこまで致命的なものではないんですけどね。
知っておいたほうがいい薄毛知識でした。