お酒は身体にいい?
酒は百薬の長、という言葉はお酒を飲む人が健康の為に飲んでいる理由として使われることがありますね。
ただ実際のところ、お酒が好きな人で健康な人はあまりいない気がします。
有名なのが【脂肪肝】や【肝硬変】ですね。
大事な臓器である肝臓を壊す力がお酒にはあるので、その事実だけでもお酒が身体にいい、ということはなさそうに思えます。
データとしてはどんな結果があるかを並べてみて、お酒の健康効果を考察します。
お酒による健康被害は?
お酒を飲むことによりデメリットを箇条書きで並べていくと
・リーキガットを起こす(腸壁が傷つく)
・腸内フローラのバランスが崩れる
・発がん率が上がる
・タンパク質の合成が抑制される
・脱水を起こす
・見た目が老ける(肌質が落ちる)
・ホルモンバランスが崩れる
・太る
などなど。
メリットをあえて挙げるなら
・心臓病と糖尿病のリスクが下がる
なんてものありますが、めっちゃ効果は低いみたいです。
メリット、デメリットを計算すると完全にデメリットが上回る感じですね。
お酒は金持ちの飲み物だったから健康に良いことになっている?
酒は百薬の長、という言葉が生まれた背景を考えるとお酒は特別身体に良いものではないことが推測できます。
まず、昔はお酒は高価なものでお金持ちしか飲めないものでした。
そして、お金がないと良い医療が受けられない時代でした(今と比べて圧倒的に)。
つまり、【お酒が飲める】ほどのお金持ちは【良い医療】を受けられるので【健康で長生き】できた、ということです。
お酒を飲んでいたから健康だったのではなく、お金があって良い医療を受けられたから健康だった、という感じです。
当時にお金持ちたちは、お酒を飲まないようにしていたら、もっと健康で長生きできたかもしれませんね。
お酒は精神的な健康にはいいかも
お酒は基本的に身体には悪いものですが、精神面に与える影響であれば良いものがあると思います。
お酒の席で、普段抑えつけている自分を開放したり、嫌なことを忘れてはしゃいだりすることで精神的な浄化作用が生まれます。
精神的なストレスにさらされやすい時代なので、お酒を飲んだ勢いも利用して心の底に溜まったものを吐き出すのもいいかもしれないですよね。
飲みにケーションという言葉もあるくらいですし。
お酒を飲むことによる精神面での健康効果は、身体にも良い影響を与えてくれるので、そこは期待してもいいと思います。
それでも『お酒は身体に良い』と声を大にしていいワケではないので、そこは注意しましょう。