銀杏で注意なのはメチルビリドキシン
秋の味覚の一つである【銀杏】。
イチョウの木の種であるため、栄養は豊富です。
ですが注意点もあるので、気をつけながら食しましょう。
種だけに色々と栄養が
種とは、そこから新しい生命が生まれるくらいのなので栄養が詰め込まれています。
化粧品に使われる幹細胞、みたいな感覚で身体に良さそうな感じはしますよね。
※幹細胞を肌に塗ってどれだけ効果があるのか、は置いておいて。
栄養豊富そうな銀杏の栄養価は
・糖質(糖質は多め、でんぷん)
・脂質
・タンパク質(ブロッコリーと同じくらい入っているので野菜としては多め)
・ビタミン(A、B群、C)
・ミネラル(カリウム、リン、マグネシウム、鉄など)
・ギンコライド(ファイトケミカル)
といった具合です。
栄養価は十分そうです。
ただ、食べ応えがある食材ではないので、そういった意味ではカロリーの質は低めなのかなと思います。
銀杏を一回に20個くらい食べる、なんてこともよく聞くので食べ過ぎには注意です。
銀杏の注意点
栄養豊富な銀杏ですが、カロリーの質もそうですが、要注意な成分も入っています。
それは
【メチルビリドキシン】
という物質。
このメチルビリドキシンはビタミンB6の働きを邪魔します。
ビタミンB6は、タンパク質や脂質の代謝などに関わっているので代謝不良を起こし体調を崩すこともあり得ます。
解毒能力が低くなってる、もしくは元々低い幼児の方などは食べるのを控えた方がいいでしょう。
食べれる人は多くても【一日10個】以内に抑えておきましょう。
生命の素だけに滋養強壮
メリットもデメリットもある銀杏。
絶対に銀杏を食べないといけないワケではないので正直無理して食べる必要はないかと思います。
他の野菜、ブロッコリーとは食べておけばいいワケですし。
それでも銀杏を食べる狙いを挙げるとしたら
・滋養強壮(タンパク質や糖質が豊富)
・免疫力アップ(ビタミンC、ギンコライド)
あたりでしょうか。
ギンコライドは銀杏特有の成分なので、覚えておきたいところ。
ファイトケミカルの一種なので、外敵と戦う免疫力を高めてくれます。
時期的には秋から冬にかけて寒くなっていくので、風邪予防にはいいと思います。