苦手な人が多いピーマン
子供は特に苦手な人が多い夏野菜、ピーマン。
苦手な理由はやはり、あの苦み。
ですが、あの苦みにこそピーマンの美味しさがあります(健康的な意味での)。
それを理解できたらピーマン嫌いも直るかもしれまんせんよ。
ピーマンの苦みの正体
ピーマンの苦みは一体どこからくるのか。
それは
クエルシトリン+ピラジン
の組み合わせから生まれます。
クエルシトリンは渋みを感じさせる成分で
・ポリフェノール(抗酸化作用)
の一種です。
ピラジンは香ばしさを感じさせる成分で
・血流促進効果
があります。
苦み(クエルシトリン)+香ばしさ(ピラジン)で、ピーマンの独特の苦みとなるワケなんですね。
そして、その苦みに健康効果が見込めるということです。
余談ですが、ピラジンの血流促進効果は血液の凝固を抑制することで血液をサラサラにして流れを良くするといったもの。
脳梗塞を患った人やその予防に使えそうな成分ですね。
ピーマンの健康要素としての美味しい部分は?
苦みに健康効果があるピーマンですが、中でも種やその周りのわたに多く含まれています。
料理の際によく捨てるところですね。
あれは美味しいところを捨てていたんですね。
でも、よくよく考えると別に捨てる必要のないところでもあります。
スイカの種もそのまま食べる人多いですもんね。
ただ、苦みが強い部分でもあるので苦手な人は、それでさらに苦手になる可能性も。
良薬は口に苦し、で受け入れられるといいんですが…。
ピーマンのオススメ調理法
『なんとか健康効果のある苦みを捨てずにピーマンを食べる方法はないのか』というところですが、個人的にオススメなのが
ニンジンとピーマンのポタージュ
です。
この場合は色合い的に赤ピーマンを使ったほうがいいのですが、苦みを誤魔化すには甘さを足してあげるのが一つの方法。
しかもニンジンの自然な甘み。
苦みを誤魔化すために濃い味付けをする作戦もありますが、濃い味付け自体が健康に良くないので、それは避けたいところ。
なので、ニンジンを使いたいです。
加えて、スープなので最悪味合わずに飲み込んでしまっても大丈夫。
水分多めでお腹も膨らませられるのでダイエットにもいいかと。
ニンジンとピーマンのポタージュ、ぜひお試しを。