美肌に炎症反応が関係する?
肌をキレイにすると言えば
・保湿
・日焼け止め
が基本になりますが、【炎症反応】も肌をキレイにすることを知っておくと、もっと肌をキレイに出来る可能性が出てきます。
なので、炎症反応が肌に与える影響を勉強してみましょう。
身体に表れる炎症反応
まずは分かりやすいところから、炎症反応が起きた時の身体を反応を見ていきます。
そこから肌に与える影響を考えると分かりやすくなります。
炎症反応には5つの兆候がありますが、そのうち
・腫脹(腫れる)
・発赤(皮膚が赤くなる)
・発熱
・疼痛
から肌に与える影響を考察します。
まずは【腫脹】。
腫れるということは、余分な(いつも以上の)量の物質がそこにあるから腫れるわけです。
ではなぜ余分な物質がそこに溜まるかというと
・血管透過性が増大する
からです。
血管透過性が増すと血管外に放出される
・組織液(栄養分とざっくりと考えてください)
も増えます。
これが肌に起きるとどうなるかというと、肌の栄養状態が良くなるんですね。
血管と肌の間の物質交換が活発になって、肌のターンオーバーが良くなります。
その結果が美肌につながります。
次は【発赤】が肌に与える影響。
肌が赤くなっているということは単純に
・血流が増している
証拠。
血流が良くなることで肌に好影響が出るのは想像しやすいので詳しく言う必要もないですね。
その次が【発熱】。
身体が熱を出す、となると風邪をイメージして悪いものにも思えてしまいますが、そもそもあれが風邪のウィルスをやっつけるために熱を出しています。
熱を出すことで細胞の働き(免疫も)を活性化して、身体を治そうとしているだけです。
もしそれが肌に起きているとするなら、それは好都合です。
肌を治そうとする働きは肌をキレイにしてくれますので。
発熱=悪、と決めつけるのはNGです。
最後は【疼痛】。
これは直接肌をキレイにするわけではないのですが、痛み自体がスイッチとなって身体の防御反応を引き出します。
その反応の一部が治癒反応なので、痛みがスイッチとなって肌を治すスイッチも入ります。
ダーマペンや美容鍼
以上のことを知っておくと、肌をキレイするための炎症反応もあるというのが分かります。
その仕組みを活かした美容サービスも実際にありますし。
・ダーマペン
・美容鍼
などはその代表だと思います。
肌をキレイにするために、あえて肌にキズをつけ(微細なキズ)治癒反応を活性化させる。
キレイにするためにキズをつける、という一見矛盾した考えにも思えますが、炎症反応が肌に与える影響を考えると納得できますね。