清潔にしすぎると良くないのは美肌にも?
お風呂に入る前にはしっかりと身体を洗って入るのがマナーだったりしますが、そのマナーが肌を荒らす原因になったりもします。
垢をしっかり落として風呂に入る、そんな意識が逆に良くないんですね。
洗体の何が肌を荒らすのか。
ポイントは
・摩擦
・お湯(熱い)
です。
垢をしっかり落とすには当然力がいります。
石鹸などをタオルにつけて滑りやすくなっているはいえ、摩擦力はなかなかのもの。
そのゴシゴシ感が気持ち良かったりもしますが、大げさに例えるなら金だわしで肌を削っているようなもの。
肉眼ではとらえきれなくても肌はズタボロになります。
しかもそのキズはキレイな切り傷ではなく、擦り傷的な物。
治りも悪く、治った後のキズも残りやすいといった感じになります。
そう考えると、【あかすり】なんかはめっちゃヤバいことを肌にしてますよね。
もう限界まで垢を落とそうとするので肌に加わる摩擦力は尋常ではないでしょう。
顔にやらないのがせめてもの救いでしょうか。
次はお湯が肌を荒らす問題。
洗体に着目するなら、お湯はシャワーで浴びることになりますが、その時に熱いシャワーを好む人は少なくないと思います。
熱さが気持ち良かったり、身体が温まってる感があったり、汚れが落ちている感があったり。
ただ、熱い(熱すぎる)シャワーを浴びすぎると肌は荒れやすくなります。
まず、皮膚には常在菌がいますが、菌が熱で弱ってしまうことになります。
※洗体の摩擦でもダメージを受けますし、お湯に浸かることでも肌から流れ落ちます。
常在菌は皮脂から脂肪酸を作り、酸性の膜を肌に作ります。
肌を保護するのに一役買ってるんですね。
なので美肌になるには皮膚の常在菌は守ってあげないといけない存在です。
常在菌を守るなら熱すぎるシャワーを長時間浴びるのは厳禁です。
以上のことを踏まえると美肌にいいお風呂との付き合い方は
・洗体はタオルを使ってゴシゴシしない
・熱すぎるお湯でシャワーしない
・長時間シャワーしない(お湯に浸かるのもやめたほうがいい)
という感じになります。
美肌にオススメなのは
・脇や股間、首や耳の裏などを手で石鹸(ボディソープ)を使って撫でるように洗う
・40度くらいのシャワー
・10分前後で済ませる
入浴?方法。
ボディソープを使う部位は【アポクリン線】が多い部位です。
皮脂が分泌されやすいので、汚れを落としておかないと臭いが出てしまうので。
肌を大事にするためとはいえ、臭いで清潔感を損なうのは避けたいですからね。
洗体のマイナス面を理解しつつ入浴するとより美肌に近づけると思いますよ。