男女共にサウナが流行ってきている
サウナができるところがどんどん増えてきてサウナ人口増大中な今日この頃。
川でサウナテントを建ててやる人もいるくらいで、キャンプブームの次がサウナブームかなと。
流行っているのはサウナの健康効果を期待してのことだと思いますが、実際サウナにはどんな健康効果があるのか。
考察していきます。
サウナは熱いから効果的
サウナの一番の特徴と言えば
【高温】(80度くらい)
ですよね。
この高温が身体に作用すると
【心拍数が激増】(120bpmくらい)
します。
この心拍数は軽~中程度の強度の運動をしたくらいの数値です。
高温にさらされることで、じっとしているだけでも運動をしたかの如く効果を得ることができるんですね。
加えて発汗が促されるのもミソ。
現代生活はエアコンで室温管理がされていることがほとんどなので、身体の体温コントロール機能を駆使しなくても体温調整できてしまいます。
そんな状況にいると、体温調整機能が低下してしまいます。
特に発汗は体温を下げるための機能で、発汗機能が低下すると熱がこもりやすく熱中症にもなりやすくなります。
高温という身体への負荷(ストレス)が良い感じに身体を活性化させてくれます。
※余談ですが、高温でなぜ心拍数が上がるのかというと、まず体温を下げるために発汗しないといけないわけです。
たくさん発汗するためには血流を増やさないといけないので、心拍数も増やします。
ただその時、高温にさらされた身体の血管はいつもより広がってもいます。
その広がりは血流を弱くします。
血流は弱くなっているけど、たくさん血液は流さないといけないということでさらに心拍数を上げるように身体は仕向けられるんですね。
サウナ後の冷水がさらにいい
高温にさらされるだけでも健康効果は期待できますが、その後に冷水に浸かるのも健康効果が期待できます。
まずは高温から低温という温度変化のギャップ。
そのギャップが身体への適度な負荷(ストレス)になります。
広がった血管が低温で引き締まり、血管の弾力性も高まります。
さらに、身体が温まった状態から冷水に浸かることで免疫力が高まるというデータもあります。
風邪を引きにくくなる、を始めとして病気になりづらくなります。
高温→低温、の組み合わせで健康の相乗効果ですね。
サウナはデトックスではない?
あと、岩盤浴もそうですがサウナも汗をいっぱいかくからデットクスにいい、と思っている人は少なくないと思います。
残念ながらサウナにデトックス効果はありません。
精神的なデットクスならあるかもしれませんが…。
汗から毒素(身体にとっての有害物質)が出ることはありませんので、そこは期待しないほうがいいと思います。
デトックス効果がなくても十分健康効果が期待できるので、そこは安心してサウナを使えますよ。