コショウで美味しくダイエット
辛いものを食べると代謝が上がって痩せる、というのはよく聞きます。
なぜ痩せるのかと言うと
『汗をかくから。汗をかくということは体温が上がっているから。だから代謝が上がっている』
という論法が多いみたいですが、体温は上がっているかもしれませんが、汗をかくのは体温を下げるためで、体温が下がるので汗をかくことで代謝が上がるということはあまりありません。
ただ、スパイスには実際に代謝を上げる成分がありますので、今回は黒コショウについて紹介していきます。
黒コショウのダイエット成分
黒コショウの成分でダイエットに効くのが
【ピぺリン】
です。
コショウの辛み成分で
・抗菌作用
・殺虫作用
・代謝アップ
・血流改善作用
などがあります。
黒コショウが虫よけに使われていたのは面白い事実です。
ピペリンと痛覚
そして、代謝アップに血流改善、それによってダイエット効果を発揮するわけですが、その根本は何にあるかというと
・痛み
だと私は考えています。
辛みは痛覚が処理している、というのはよく知られていることですが、ピぺリンも唐辛子のカプサイシンと同じく痛覚が反応します。
すると、身体は痛みを感じた時の反応を起こします。
痛みを感じる時は
・ケガ
・病気
などがほとんどですが、その時身体は治癒力を高めようと代謝を変化させます。
痛みは身体の組織が損傷した、または損傷した可能性のある部位を気づかせてくれるものです。
損傷したら治さないといけないですよね。
なので治す機能、代謝を上げる必要があります。
黒コショウのピペリンの辛み成分が痛みを感じさせ、代謝が上がる。
それによってダイエット効果が発揮される流れです。
とはいっても、黒コショウさえ摂っとけば痩せる、という劇的な効果を持っているわけではないので要注意。
料理の味付けで黒コショウを意識
黒コショウは色んな料理の味のアクセントに使える便利食材で、塩分を抑えるように味付けをするのもいいと思います。
料理にもよりますが、塩の量を減らして黒コショウを多め、なんて味付けもオススメです。
身体が浮腫みにくくもなると思います。
ダイエットにも効く黒コショウ、意識して使ってみてください。