化粧品の成分には謎が多い
スキンケア商品の成分表を見て『なんだこれ?』と思うような物質名を見ることは少なくないと思います。
薬事法の関係もあり、ハッキリと効果を謳えないところが多いのも『なんだこれ?』と思われる要因でしょう。
そんな中で気になる成分である
【ダイズ芽エキス】
について考察してみたいと思います。
ダイズ芽エキスとは?
ダイズ芽エキスは名前の通り、大豆の【胚芽】から採取されるエキスです。
胚芽という植物の子供のような状態から取り出すわけですから、何となく元気が出る成分なのかなと想像できます。
実際にダイス芽エキスは
【ポリアミン】
というアンチエイジング効果のある成分を多く含んでいます。
ポリアミンがどんな感じでアンチエイジングするかというと
・細胞分裂の促進
・タンパク質の合成促進
です。
細胞の成長因子として働く物質なんですね。
それが肌に作用するなら、肌のターンオーバーが良くなり美肌になっていく、といった具合です。
ポリアミンの実験データ
ポリアミンの効果を検証した実験としては
1.ポリアミン濃度を二倍にしたエサをマウスに食べさせる
2.血中のポリアミン濃度がアップ
3.マウスの老化スピード低下
4.マウスの寿命が延びた
といったものがあります。
確かにポリアミンにはアンチエイジング効果があるようです。
ですが、この実験はエサとしてポリアミンを摂ったもの。
化粧品のように肌に塗って、そこから浸透して細胞に果たして入っていくのか、という疑問はどうしても出てきます。
肌の角質層から深く入っていき、基底層にまで到達するイメージは湧きにくいです。
ただ、実際の化粧品にはポリアミン以外の成分も色々入っています。
物質の組み合わせによって、浸透力がアップさせられている可能性もあります。
結局、本当のところは一般の消費者である私たちには知りようもないのが判断の難しいところですね。
使って試してみるのが一番手っ取り早いということでしょうね。
もっと手っ取り早いのが食事から摂ること
ポリアミンが肌から浸透して細胞に作用するのがハッキリ分からないのであれば、もう食事から摂ってしまえばいい、という結論もありかと思います。
ポリアミンを多く含む食べ物を挙げていくと
・大豆
・納豆
・チーズ
・白子
・キノコ類
・貝類
などなど。
大豆、納豆、キノコ類は気軽に摂れる食べ物なので、その辺りからポリアミンの効果を検証してみるといいかと思います。
まあ、アンチエイジング効果を体感するのも難しいと思いますので、長期的に健康状態を観察してみるしかないんですけどね。