お湯につかると気持ちいいけど
半身浴が健康にいいと好んでやる人は少なくないと思います。
長い時間お湯に浸かり身体を温めて汗をいっぱいかく、なんか身体に良い気はします。
ですが、そもそも長時間お湯に浸かること自体が身体に良くなかったりします。
お湯と肌の関係
風呂に浸かるのは日本の文化(水がキレイな国なので)。
半身浴が身体に良い、という触れ込みがあるようにお風呂は身体に良いというイメージもあるかと思います。
ただ実際にはどうなのか。
肌とお湯の関係に限ってみていくと実は
・お湯に長時間浸かれば浸かるほど肌には良くない
・熱いお湯ほど肌に良くない
というデータが出てきます。
つまり
・お湯が肌に触れる時間は短い方が肌に良い
・お湯はぬるめが肌に良い
ということです。
あくまで肌の健康に関しては、ではありますが、お風呂は身体に良いというイメージを真に受けてはいけないんですね。
お湯で皮膚の常在菌がはがれる
熱湯を浴びると皮膚が火傷をする、ということが起きるように温度的な要素が肌にダメージを与えるのは想像しやすいところです。
それ以外にもお湯で肌にダメージが出ることがあって、それは
・皮膚の常在菌に悪影響が出る
ということ。
手を洗うことで手の雑菌(常在菌を含む)を洗い流すように、お湯に浸かったりシャワーを浴びることで皮膚の常在菌が流れることになります。
※手の菌などを落としたいのは、それは口から体内に入るのを防ぐというリスク管理です。手を洗いすぎれば手荒れを起こしますよね。
皮膚の常在菌は、肌に酸化膜のバリアーを作ったりと免疫にも関与しています。
肌の免疫が弱くなれば肌も荒れてしまいます。
皮膚の常在菌という人間の隣人?友人?を大事にするなら、お湯と肌の関係は知っておくべきですね。
半身浴をするくらいならサウナ
半身浴のような長風呂は肌に良くないわけですが、それでもお風呂でしっかり温まりたいし汗もかきたいという人もいると思います。
そんな場合は
・サウナ
がオススメ。
サウナであれば
・長時間お湯に触れることはない
・身体は温まる
・汗をしっかりかいて汗腺の機能が整う
といったメリットがあるので、長風呂になるより全然肌には良いです。
※あくまで肌に関して言うなら、です。
しかもサウナだと、水風呂にも入ることになるので、交代浴効果で免疫力もアップ。
良いこと尽くめです。
サウナ文化もどんどん広まってきていますし、使いやすくなってきていると思います。
半身浴を始めとした長風呂は、絶対に身体に良いものではないことを知っておかないと、知らないうちに肌がダメージを受けているかもしれないので、そこにこだわっている人は注意したほうがいいのかなと思いますね。