外見の変化はメンタルを陥れる
男性特有の悩み、薄毛(AGA)。
女性にもないわけではないですが、男性の方が切実です。
そしてそれは、メンタルに多大な悪影響を及ぼします。
薄毛とうつ
薄毛の人は実は、メンタルが病みがちになります。
当たり前と言えば当たり前ですが、外見の変化が心に悪影響を及ぼすのは絶対に理解しておいたほうがいいことです。
これは、薄毛じゃなくてもそうなりがちなのですが、朝に髪の毛をセットした時にうまくセット出来なかった記憶がある人は少なくないと思います。
そういった時、気づいていない人は多いかもしれませんが、心の中で【人前に出なくない】という気持ちが生まれていることが実は多々あります。
たかだか髪の毛のセットで?とも思ってしまいますが、髪の毛のセットが上手くいかないことでいつもの自分との乖離が生まれてしまうんですね。
本当の自分じゃない自分を人に見られてしまう恐怖、というのはあると思います。
見た目は特に人に与える印象のほとんどを担っているわけなので。
それを意識してしまうと、自分の見た目が気になって気になって仕方なくなりますよね。
そして、その見た目の変化や違いが薄毛だった場合、もっともっと気になって気になって仕方なくなります。
結果、うつ傾向が強くなってしまうんですね。
薄毛は努力しても改善しにくい(しない)
薄毛という外見の変化のやっかいなところは、頑張っても改善しないというところ。
『努力しても報われないのが最も人の心を折る』と鴨川会長も言ってましたが、本当ですよね。
ただでさえ薄毛になってしまうことで心が折れがちなのに、それを何とかしようと頑張ってさらに心が折れるとは、精神的なストレスが尋常じゃない状況です。
それは心が病んでも仕方がないというもの。
今ではAGA治療薬などで改善しやすくなってきているものの、なかなか理想通りに改善しないこともしばしばあるようです。
すがった希望にも突き放されることになれば、絶望もより強くなるというものです。
薄毛に悩んだことのない人には分からないかもしれませんが、実際にうつになる人はとても多いです。
初期の薄毛が最もメンタルを不安定に
薄毛とメンタルの関係を想像した時、薄毛が進行すればするほどメンタルが悪化すると思われがちですが、実は薄毛初期のほうがメンタルには悪影響が出ます。
なぜかというと、薄毛初期が一番見た目の変化を受け入れがたい時期だからです。
後天的に障害を持った方が、障害を受け入れなれない状態から受け入れてくように、薄毛も時間をかけていくことで自分に受け入れられます。
なので、初期が一番メンタルに堪えるんですね。
しかも、これからどんどん薄毛が進行するかも、という恐怖もつきまといます。
この初期を乗り切れるかどうか、ですね。
乗り切り方も色々ですが、そこで改善するために力を尽くすのか、ただただ不安な気持ちで毎日を過ごすのか、人それぞれ性格が出ます。
ストレス的なものを重視するなら、基本的には薄毛に抗う方法で考えるのが結果的に心には良い影響が出ます。
先ほど、努力しても報われないのが心を折る、と言いましたが、これは半分正解で半分間違い。
ストレスの原因と向き合い、何がストレスなのか、どうやったらストレスを解消できるのか、という試行錯誤はストレス耐性を高めてくれます。
なので、報われなくても努力する、抗うというのは実は効果的だったりします。
薄毛も同じ。
つらい初期の頃ほど、そのストレスや外見の変化と向き合うべし。
一人で戦う必要はないので、周りにどんどん相談していきながらストレスを整理するのがいいですね。