身体のこわばりが強いのは気持ちの問題か?
肩こりや首こりで悩んでいる人の身体を観察していると
・精神的な問題や身体へのコンプレックス
などが大きく影響していると思えることが多々あります。
その仕組みを理解して自分の身体や意識の持ち方を変えると、肩こりや首こりが良くなる可能性がありますよ。
そのメカニズムを説明していきます。
女性は胸を見られるのを嫌がるから胸部の緊張が高まる?
分かりやすい例が女性にあるので、それを説明していきます。
女性の多くが悩んだり気にしているのが、
・胸を見られるのが嫌
というもの。
この【嫌】という気持ちが身体に表れる時、胸部(大胸筋など)の緊張となってあらわれます。
ちょうど胸に壁を作るような感覚です。
さらに胸部の筋肉の緊張が高まると、
・肩を前に出す
・胸を後ろに引く
ような形になり、いわゆる【巻き肩】になってきます。
相手の目にできるだけ触れたくないから、という意識や胸に関係するコンプレックスが相手を遮蔽する壁を作りたいという方向に身体を持っていってしまうんですね。
嫌な感情を散らすために末端に力を入れる
その他の例だと、
・嫌な気持ちになった時に手に力が入る
なんていうのもあります。
ドラマの描写でも、怒りをこらえているシーンで手をぎゅっと握る映像が映ったりしますよね。
まさにあれが現実でも起こり得るわけです。
気持ちではないですが、強い痛みを感じた時にその痛みを散らすように身体を大きく動かしたりもしますよね。
気持ちを発散したり誤魔化したりする時には、その気持ちの強さに応じて身体のどこかに力を入れることで精神的な負荷を散らす。
それに気づかず慢性化すると、身体の緊張も慢性化してしまいます。
対応はまずはシンプルにメモる
そうなった場合やそうなっているかもしれない場合の対応としては、まず
・紙などに書き出すこと
がシンプルに効果的です。
自分の心と身体に起きていることを認識しないことには改善できませんからね。
めんどくさい、と思ってもやるべきです。
マインドフルネス瞑想などが身体の緊張を和らげるのと同じです。
なので、マインドフルネス瞑想を習慣的にやっても大丈夫ですよ。
マッサージや整体に行っても、肩こりなどが治らない人。
特に女性は男に身体を見られるのを嫌がる人が多いので、そんな気持ちが身体に出ているだけかもしれません。
だとするなら、身体の緊張そのものをどうにかしようとしても、どうにもならなかもしれないですよ。