キレイな脚を作るなら脚の浮腫みはないほうがスッキリします。
脚の浮腫みの中で特に気になるのが【ふくらはぎ】の浮腫み。
身体の下のほうにあり血流が滞りやすいポイントではありますが、それ以外にも理由があります。
それは足の筋肉の使い方が悪いというもの。
その理由を説明していきます。
ふくらはぎの前に脛側を知る
ふくらはぎが浮腫んでしまう理由の一つが
・脛(すね)側の筋肉の使い方が悪い
というもの。
具体的には
・前脛骨筋
・長趾伸筋(長母趾伸筋)
のバランス。
そのうち、長趾伸筋(長母趾伸筋)を使いすぎているとふくらはぎが浮腫みやすくなります。
前脛骨筋と長趾伸筋たち、名前以外に何が違うかというと
・筋肉の付着部
が違います。
筋肉の付着部が違うと関節に働く作用も変わります。
そして、その使い方のバランスが悪いと足首の動きが悪くなります。
筋肉の付着部は具体的にはこんな感じ↓
筋肉のバランスが悪いと足首の動きが悪くなる
そして、前脛骨筋と長趾伸筋の使い方のバランスが悪く、足首の動きが悪くなっているのが↓
これだけ見ると何がおかしいのか分かりにくいので、整っているのを見ると↓
という感じで比較すると全然違いますよね。
この二つのパターンは足首を同じような(全く同じではないです)形で動かします(足首の背屈運動)。
どちらのパターンも日常生活には差し支えありません。
ですが、ふくらはぎに与える影響は全く違ってきます。
筋収縮は反対側をストレッチさせる
少し話を飛ばしますが、一般的にストレッチというと伸ばしたい筋肉を伸ばす、といった作業にります。
ですが、そうではないストレッチ方法もあります。
それが
・相反神経抑制ストレッチ
です。
簡単に解説すると
筋収縮をさせた筋肉と【相反】する作用を持つ筋肉の【神経】の働きを【抑制】することで筋肉を緩ませて【ストレッチ】を行う方法。
これをふくらはぎの浮腫みと筋肉の作用に当てはめます。
足首本来の背屈運動(つま先を引き上げる運動)は長趾伸筋たちを使いすぎず前脛骨筋とバランスよく使われて行われるもの。
そして、本来の背屈運動が行われていると、その反対の作用を持つふくらはぎの筋肉が緩みます。
ふくらはぎの筋肉を伸ばすことなく緩ませてストレッチ効果を出すことができるんですね。
ところが、その本来の背屈運動のバランスが悪くなっていると(長趾伸筋たちを使いすぎていると)、相反神経抑制が働きにくくなり、ふくらはぎの筋肉が緩みにくくなり、結果固くなります。
固い筋肉は弾力がなく、ぼってりした印象を与えますし、血流も悪くなります。
それがふくらはぎの浮腫みに繋がってくるという感じです。
ふくらはぎの浮腫みをとって美脚に近づけたいなら、前脛骨筋、長趾伸筋、長母趾伸筋のバランスを整えてみるといいですよ。