あれこれやる前に体重減らす
・整体にたくさん通っても体調が良くならない
・サプリを使ってみても体調が良くならない
・運動しても体調が良くならない
という方、もっとシンプルに
【体重を減らす】
ことに注力するほうが確実です。
simpleに体重を減らす
体重が増えすぎて肥満になることは身体に悪いことは周知の事実ですが(現在はBMI、25~30でも大丈夫と言われてますが)、そのシンプルな事実を人は忘れがちです。
シンプル過ぎて普通過ぎて、というものあるとは思いますが。
そのシンプルな事実を忘れて、というか軽視するとなかなか体調が良くならない、といった泥沼にはまってしまうことが多いです。
まず、地球上では常に身体は重力の影響を受けています。
なので、身体の重さというのは身体にかかる負荷の量に直結します。
代表的なのが膝ですね。
膝は歩く際には体重の3~4倍、階段の昇り降りで6~7倍の荷重がかかることになるので、1kg増えるだけで結構ヤバいです。
そんなことが体重が増えることによって身体中に起きるワケなので、さらにヤバいです。
逆に体重が減れば、それは劇的に負荷を減らすことになり体調回復の重要なポイントになります。
身体のどこかが痛くて(膝や腰が多いですが)全然良くならない、というケースでは肥満の人が、実際のところ非常に多いです。
『なかなか膝の痛みが取れなくて、整体に行っても取れなくて』という人に出会うと、口には出さないものの反射的に
『まず体重減らしたらどう?』
と考えてしまいます。
医療的に知識があまりない人でも同じことを思うくらい、これは普通のシンプルな理屈です。
まあ、ダイエットが辛くて、食べたいものが食べられない事実から目をそむけたくなる気持ちも分かりますけどね。
肥満と慢性炎症
あとは、肥満になればなるほど、身体の炎症レベルが上がるので痛みの体調不良が長引くというのもあります。
肥満になるとは、要は脂肪細胞が脂肪を取り込んで大きくなることなのですが、その際に
・炎症性サイトカイン
という炎症を誘発する物質を放出するんですね。
それの量が激増するので、身体の炎症反応レベルが常に上がった状態で過ごすことになるので、それは体調不良も良くならないですよね。
加えてそこの、重さの増大による身体への負荷の増大もあるので、どんどん体調が悪くなっていきます。
体重が増えすぎると身体に良くないのは当たり前のことなのですが、それを忘れてしまいがちで、目を背けがちです。
痛みを始めとして体調不良でお悩みの人は、まず体重を減らしてみてはどうでしょうか。
※肥満気味の人に限ります。