武尊選手の復活が楽しみです
ザ・マッチ2022が終わり武尊選手が休養に入りましたが、ファンとしては
・パニック障害って治るの?
と心配になる人も多いと思います。
精神的なものなので、治る治っていないの明確な答えを出すのは難しいのですが、私個人の臨床経験から考えると
・治る可能性は十分にある
と思います。
パニック障害の人は何人も診たことがあるのですが、おおよそ
・呼吸機能が低下している
・胸郭が固まっている
人が多く、そこを改善することでパニック障害も寛解していくケースが多いです。
実際に武尊選手の身体を観てみると(ザ・マッチ時の計量の様子から)
・身体の前面が平
・身体の後面のカーブが強め(猫背が強い)
という形でした。
これは身体の前面の緊張が強くなっているサインではあります。
格闘家なので、相手の攻撃に対して力を入れるために前面の緊張が強いのは当たり前なのですが、少なくとも呼吸に関してはよろしくない身体のラインをしていました。
その分、呼吸で背中側を使って膨らませているから背中のカーブがきつくなっているのかな、と感じました。
ちなみに、格闘家に猫背が多いのは顔を殴られた時に耐えれるように前に突き出しているからです。
なので、武尊選手の身体のラインは格闘家としては普通と言えば普通です。
ただ、身体の前面のフラット具合と背中のカーブの強さは、格闘家の中でも顕著かと思います。
呼吸の際には、理想としては前にも横にも後ろにも膨らむのが良いので、身体の前面の緊張の度合いは軽くしておきたいところです。
武尊選手を始めとした格闘家の人たちは、自分の身体に対するイメージ力が高いので、
・身体の前面の緊張が強く呼吸がしづらい状況にある
ということを理解してしまえば、かなり治りやすくなると思います。
優秀なトレーナーさんがいるみたいなので、その辺りを改善するようなトレーニングとか教えてもらえると良いですね。
また、武尊選手と同じようにパニック障害でお悩みの方、呼吸機能の改善はぜひ試してみて欲しいです。
すぐに治ります、とは言えないですが、治らないと思っていたものが治ってしまうかもしれないので。
良かったら参考にしてみてください。