辛い物を食べるとむしろ冷える
アンチエイジングに冷えは大敵ですが(短時間身体が冷えるのは問題ないですよ)、身体が冷えないように、温めるために
・辛い物を食べて身体を温める
ということをする人は少なくないと思います。
残念ながら、その作戦はちょっと間違っているので紹介していきます。
汗をかく本当の効能は?
まず、辛い物を食べると身体が温まっていると感じる理由としては
・汗をかく
からだと思いますが、そもそも汗を何故かくかと言うと
・体温を下げるため
なんですね。
つまり、
・辛い物を食べる⇒汗をかく⇒体温が下がる
という流れです。
身体が温まるどころか逆に体温が下がる方向に進んでしまいます。
冒頭でちょっと間違っていると書きましたが、大きく間違ってますね。
辛いものを食べる文化のある国
インドなど暑い国でカレーなどスパシーなものを食べる文化があるのは
・辛い物を食べて汗をかいて体温を下げるため
でもあります。
そういった勘違いが起こる理由としては
・冷えを気にするのは特に寒い時期で寒い時期は温かいものを食べるから
だと思います。
温かいもの食べるという条件に、辛さをつけたらどうでしょう。
熱くて辛い鍋をガツガツ食べているシーンを想像してもらうと良いかと思いますが、確かに鍋を食べると身体が温かくなり汗もかきます。
ただ、その身体が温かくなるという現象は、
・鍋の温度が高いからor辛いものだから
のどちらの理由で起きるかというと
・鍋の温度が高いから
だと思います。
シンプルに身体に中に温かい物が入るので、その熱で身体が温まるワケです。
辛いものだから、ではないんですね。
辛いもの信者の方は…
もし辛いものを食べると身体が温まると信じてやまない人がいるのでしたら一度
・冷えた辛めのキムチをたくさん食べる
というのを試してみるといいかもしれません。
おそらく身体は温まらないと思います。
美味しいとは思いますけど。
辛いものを食べると温まるという勘違いは
・寒い時期にそれを実行するから(通常の食事から温かいものを食べがち)
・汗をかくのは体温を下げるためだとちゃんと理解できていない
からなのかと思います。
冷え性の人は特に気を付けたほうがいいかもしれません。
却って冷えが強くなるかも…。
冷えはアンチエイジングの大敵ですので要注意です。